AS伝説(その2)




第13回 
「アルハムラ強襲」    1989年1月号
物語
 ニ・クスタを隊長とする独立部隊はト・カーム、サ・リーニ、リュウらを引き連れてキト・クラーム高地にあるバランギのアルハムラ基地を
攻撃する。空爆の後、タイコンテロガで降下した部隊。しかし、敵の巨大兵器により右翼の戦車隊が全滅してしまう。怯まず進むブロック
バスター(ASシャイアン)。
登場メカ
クトゥルフ、ゼルダ(共に人型兵器)
第14回 「逆襲」             1989年2月号
物語
 アルハムラ基地の地下への突入口を発見した独立部隊だったが、敵は重武装の三脚戦車を投入した。
 勝ち目なしと見た独立部隊はいったん退却する。
登場メカ
ガザール三脚戦車「クリエーター」
備考
「クリエーター」は制作記事によるとドイツ語で「悪魔の一種」とのこと。
第15回 「リュウの決断」                     1989年3月号
物語
 クリエーター三脚戦車に対抗するため、リュウはガザールからサイロン大型ヘリと共に持ち出した巨大サイボーグ兵
「ストーカー」を投入する。
登場メカ
サイボーグ兵「ストーカー」(ガザール名 竜恐強人)
備考
この回にバランギ軍兵器一覧ともいうべき見開きイラストが載る。ここで初めて正式名が明かされたメカ、あるいはカンフー戦闘機等ここにしか登場
しないメカもある。「別冊用マンガを描かねばならない」という理由でこの時期本誌用のマンガを休んでいたりする。
「ストーカー」はスラグル・トーチカ守備用に試作され、バランギで更にパワーハンド等を追加装備した生物兵器、という設定。

第16回 「国連軍派兵」     1989年4月号
登場メカ
国連軍有人装甲3輪車、国連軍無線誘導型自走砲、竜強恐人(STALKER)大型サイボーグ兵士
未来兵器AS   AS WARS
 第17回よりイキナリタイトルが変更、メインタイトルが「AS WARS」となる。
第17回 「二大国家」      1989年5月号
物語
 2059年3月25日、地球軌道上8万qに位置する希土類の鉱脈を持つ小惑星にソ連の有人軌道ビーム衛星が接近、
惑星の資源所有権を主張した。アメリカは国連を通じて抗議、攻撃もやむなしとの見解を発表、48時間以内に行動を起こ
す、と26日正午モスクワに通告した。
 3月29日、月面から発進したアメリカ宇宙軍の戦闘機「ナイトファイター」が有人軌道ビーム衛星を攻撃した。制御システ
ムを破壊された衛星は最大出力のビームを地上に浴びせた。地上の大都市は未曾有の破壊によって混乱に陥った。
 交戦中のバランギとガザールも例外ではなかった。トカームら独立部隊の全員は生き残ったが、バランギはこの混乱状態
に乗じて各国に宣戦を布告した。
登場メカ
ナイトファイター ソビエト有人軌道ビーム衛星「チトフ094」 ソビエト戦闘用宇宙ポッド
備考
 担当、小林氏共に「最近のASがどうつながっているかよーわかんなくなってしまった」という再構成、改題の情けない理由
(笑)最大の理由はこの年の秋に出す予定の別冊の準備。だったのだが、結局この別冊は出なかった(だから蘭亭はこんな
ことをホームページでやっているのである)。
 アメリカやソビエトが登場する、などということは予想もしていなかったので余計にこの装いが変わったこと全体が唐突で
あった。
第18回 「栄光のLE MANS」             1989年6月号
物語
 2059年6月、第91回ルマン24時間耐久レースがフランス、ル・マンの地で開催されていた。
 しかし、16日午後、予選での休息時間中に大会中止の決定が下される。各国外交問題の最悪化がその理由であった。
各ワークスが次々と撤退にかかる中で、英国のジャグワー、タイレルコーポレーションチームとドイツのメルセデスベンツ・
イヴサンローランチームの両者は伝統ある「栄光のルマン」の王座を賭けてコースへ出る。
登場メカ
超電導レーシングマシン(ジャグワー、メルセデス)
備考
21世紀のルマン耐久レースの再現。それまでの常識とは大きくかけ離れた大型の怪物レーシングマシンを擁し、2大チーム
は戦争の愚挙に立ち向かうかのように彼らの戦場を駆ける。
マシンそのものは「Bクラブ」の「迷宮都市」で使われたレーシングマシンとほぼ同じ物。ただし、中身はバーリンデン・プロダクツ
のパンター戦車のエンジンやミニカー用のパーツでディティールアップ。
小林マコちゃんの手になるマシンの図面、元ネタの1955年版ジャグワー、メルセデスのイラストがシブイ。
この図面で1,2ページ使う、というやり方は以後も行われる。
第20回 「連合軍出動せよ」        1989年8月号
物語
 トカームらバランギ軍の面々は同盟国であるアメリカ合衆国に救助された。改修されたタイコンデロガに英米海兵隊、空軍、
バランギの精鋭が集結、反撃が開始される。タイコンデロガはFUJIジェネラルベースに着陸し、本土のバランギ軍と共同作戦
をとることが全員に告げられる。トカームはリュウ、サリーニと再会するが、サリーニは大怪我をしてその結果何とサイバロイド
化した巨人と化し、かつての面影は全くなくなってしまっていた。ショックを受けるトカーム。
登場メカ
アメリカ軍ドロップシップ
備考
 ホビージャパン自体が特大号ということもあってか、タイコンデロガの巨大なハンガーデッキを製作、ドロップシップ、巨人兵器
などが所狭しと並べられた豪華な内容。

ドロップシップ「ノストロモ」
第21回 「サリーニ第3種兵器」                  1989年9月号
物語
 作戦が始まり、サリーニは「第3種兵装」に外装を変更する。人間だった頃のサリーニしか馴染みがないせいかトカームは
元気がない。
登場メカ
サリーニ第3種兵装
備考
 いよいよ作戦が始まったか、と思ったらすぐにリュウのシャワーシーンになってしまい、その後トカームとのキスシーン、
それを外から覗いて「生身もいいなー」とか言ってる義頭巨人兵、と続き、何だか話らしい話も無いままこの回は終わって
しまう。
 サリーニはこの後のストーリーでどんどん重装化していったりしてパーツも増えてゆくのだが、今回はその最初の例。
決戦時にはフルアーマーガンダムか、アーマードバルキリーか、という感じに装備が増えているのである。
第23回 「FULLMETAL SOLDIERS」           1989年11月号
物語
 サリーニが撃退した奇怪な巨大生物はタイコンデロカの集中研究室へと搬送された。それは皮膚、血液、骨格など身体の
主要部分が金属で構成された遺伝子兵器だった。死ぬ間際の遺伝子兵器にリュウは何事かを語るが、トカームにその言葉
の意味はわからなかった。
登場メカ
フルメタルスコードロンズ(パワードスーツ軍団)  戦車
備考
 一気、18体登場のフルメタルスコードロンズはリュウによって設計された対遺伝子操作モンスター戦用兵器、という設定。
M60ブレーザーのようにも見える戦車は残念ながらパワードスーツ軍団の陰に隠れて主砲と砲塔の一部ぐらいしか見えない。  
第24回 「サリーニ最終形態」           1989年12月号
物語
 列島北上中のタイコンデロガ。先行する偵察機が接近する巨大生命体を発見、攻撃するが効果は全く無い。
 サリーニに最大武装換装命令が下される。全世界から孤立し、自暴自棄となったザカールは太陽系そのものを滅ぼす超兵器
を始動させようとしている。タイコンデロガ、連合軍に残された時間はあとわずかしか無い。
登場メカ
偵察機 巨大生命体
備考
赤い巨大生命体は「ハイパーウエポン2 地球戦線」の遺伝子兵器や「Bクラブ」掲載のイデオンを彷彿とさせる末期的、悪夢的
な造形。一方の偵察機はガンダム系シャープなカッコヨサといかにも小林な未来的、有機的ラインの融合である(機体後部が写真
に出ていないのが残念。
 そして特筆すべきはサリーニ最終形態。6本のパワーアームを装備し、恐らく最強の義頭兵器と化している。



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